絞りを絞り込みすぎると描写性能が悪化!?

パンフォーカスとは

光の特性には、直進、反射、屈折、干渉、回折があります。写真にはこれらの全てが関っていますが回折だけはあまり歓迎されない特性のようです。

光には水面に広がる波と同じような性質があります。水面を伝わる波は、障害物に当たるとそこで二次波を発生し、障害物の裏側まで回り込みます。これを回折といい、光にも同じような特性があります。写真撮影においては小絞りにするほどその効果が出てきます。多くのレンズは、開放から2~3段絞った当たりが最高の解像度で、それ以上絞ると徐々に解像度やコントラストが低下していきます。少し絞りこむことで球面収差や鏡筒内反射などは改善されますが、それ以上絞りこむと次第に回折の影響が強くなるからです。

ほとんどのレンズは最小22~32程度しかないですが、一定の解像力を保つために、その程度に制限した設定になっているのです。また、科学的な根拠はよくわかりませんが、絞りこみによって画質の低下する度合いは、レンズ設計によってかなりの差があるようです。レンズを購入する時は、できればそのこともチェックポイントに入れたいものです。

深い被写界深度を必要としない場合は、なるべく最小付近の絞りを使わないようにしますが、どうしても必要な時は、やはり多少の画質低下を覚悟の上で使用します。シャープで深い被写界深度を得るには、焦点距離の短いレンズを使用したり、するのが一般的です。

最大絞り(開口が大きい)の場合、絞りの縁で生じる回折光は、画像を形成する全光量のほんのわずかな場合であるため、画像への影響は少ない。しかし、最小絞り(開口が小さい)の場合、回折光は画像を形成する全光量との差が小さくなるので、画像への影響が大きい。つまり、絞りを小さくするほど、解像度やコントラストが低下していくことになる。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です