1月の誕生花:カーネーション
カーネーションは1月の誕生花です。カーネーションはフリルみたいな花びらがぎっしり集まっているところが、なんとも言えず愛らしい最も魅力的な花の1つです。カーネーションは繊細な丁香(ちょうこう・チョウジキ) のような 爽やかな香りがしていて、切り花のなかでも花もちが抜群によい花で知られています。

カーネーションは何世紀にもわたって存在してきました。芸術や装飾に使用されたのは古代ローマまでさかのぼります。学名はDianthus caryophyllusです。dianthusはギリシャ語でdios(神)とanthos(花)を結びつけた「神々の花」を意味します。古代ギリシアでは神への献花に使われていました。イギリスでは冠を飾るお花として利用されていたことから『戴冠式』を意味する『コロネーション』がカーネーションになったとする説があります。 カーネーションは今日でもその魅力を維持しており、世界で最も人気のある花の1つになりました。
目次
母の日のカーネーション

カーネーションを持つ聖母
イエス・キリストが磔刑に処せられたときに聖母マリアの涙が地面に落ちました。その時、最初のカーネーションが咲いたと言われてれています。レオナルド・ダ・ヴィンチの有名な絵画「カーネーションを持つ聖母」では、聖母マリアはピンクのカーネーションと一緒に描かれています。それは母親の愛の象徴となっています。20世紀以来、カーネーションは母の日の花となっています。 (日本では 5月の第2日曜日 )

『カーネーション、リリー、リリー、ローズ』(Carnation, Lily, Lily, Rose)は、アメリカ人の画家ジョン・シンガー・サージェントによる油絵
カーネーションの花言葉
カーネーション全般の花言葉には「無垢で深い愛」 を意味しています。他の花と同じように、色ごとにカーネーションは意味が異なります。
- 薄赤色のカーネーションは「賞賛」を意味しています。
- 濃い赤色のカーネーションは「深い愛」と「愛情」を意味しています。
- 白色のカーネーションは 「純潔の愛」や「尊敬」を意味しています。
- ピンク色のカーネーションは「感謝の気持ち」を意味しています。
- 赤いカーネーションは「母への愛」を意味しています。
- 黄色いカーネーションは「軽蔑」を意味しています。
- 紫のカーネーションは「誇り」「気品」を意味しています。
- 青いカーネーションは「永遠の幸福」を意味しています。
カーネーションの誕生花
- 1月11日(ピンク)
- 5月12日(赤)
- 5月15日(ピンク)
- 6月15日
- 11月20日(赤)