空の撮影:露出と光線編

適正露出は光線状態や雲の位置、地表物と空との面積配分などにより判断が異なります。

目次

露出補正の目安

難しい状況でもオート撮影が可能。露出補正で自分のイメージの色調を出す。

光線状態による露出補正の目安をマスターする

空と雲

光線には大きく分けて太陽が空にある時、沈んだ時、上がる前の3つの要素があり、太陽が地表付近にある時間帯は、赤く染まる空の色みが劇的に変化していきます。このような難しい状況でもオート撮影は可能です。この場合でマイナス補正をすると色味に深さが増して迫力ある画面となります。逆にプラス補正するとオレンジに近い色合いになってシャドー部の諧調も再現され、ソフトなイメージとなります。

適正補正は光線状態や雲の位置や形、地表物と空との面積配分、撮影者の狙いや好みなどで変わり、最初はカメラの演算値からプラス、マイナスとも広く段階露出を切っておくと確実です。また、光源(太陽)から受ける影響が大きいため、1/3ステップでは違いがあまり出ません。2/3ステップで補正する方がよいでしょう。

青空に雲ならプラス補正が原則

順光の青空に浮かぶ空はプラス補正が原則です。ノーマルでは深みのある青空と雲のディテールが表現され、プラス側に補正するにつれ、すっきりした青空が描写されます。この時PLフィルターを使用すればコントラストが高まり、白い雲を強調できます。

Canon カメラ用円偏光フィルター PL-C B 77mm

フィルター径:77mm/ 付属機能、特徴、効果:色彩コントラストのアップ、表面反射の除去/ 形状:ねじ込み式

難条件なら段階露出する。最近のカメラでは適正露出値を演算しています。精度は高いのもですが、光線状態や被写体の持つ反射率の特性から万能ではありません。カメラの機種によっても微妙な差が生じます。そのため自分のカメラのクセを把握しておくことはとても大切なことです。

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