デジタル一眼レフレンズのF値とは-一眼レフカメラの基礎知識

レンズの明るさを示す数値。F値のFとは英語「Focal」日本語で「焦点」に由来しています。レンズの焦点距離(f)をレンズの直径(D)で割った値です。F=f/D

レンズの内側には、カメラのセンサーに光を通す穴があります。この穴は開口部と呼ばれアパーチャ(レンズの口径)はサイズが変わることがあります。アパーチャが大きいほど多くの光が入り、小さいアパーチャは小さいほど光が入ります。

開口部はあなたの目の瞳孔と考えることができます。外が明るくなると小さくなり、光が入りにくくなります。夜間など暗い環境にいるときは、広がり明るくなります。

レンズの開口部の重要な数値は、F値の大きさです。これは、レンズが低照度の状況でどれだけうまく機能するかを決定します。より広いアパーチャはまた、被写界深度に対するより大きな制御を可能にする。

レンズの仕様を見ると、主要な仕様の一つとして最も広い開口が記載されていす。それは、2.8、4.0または5.6のような数値なります。これはf / 2.8と書くこともでき、これは開口を表す正式な方法です。数字が小さいほど、穴が広くなります。

日常でよく見かけるウォークアラウンドレンズ(標準レンズ)です。これは、ズームインまたはズームアウトしたり、焦点距離を変えたりすると、実際に絞りが変わることを意味します。レンズ鏡筒が長くなるにつれて、最大口径が小さくなるためです。

例えば、f3.5-5.6の口径を持つレンズがあるとします。これは、広角では絞りがf / 3.5ですが、ズームインすると絞りが完全にズームインされると絞りがf / 5.6まで下がることを意味します。

F値を変えることで主に二つのことが写真に影響してきます。

光を取り込む量

レンズからカメラ本体に光を取り込む量を数字化した値をF値と言います。F値を小さくすることで光を多く取り込みます。このことを「絞りを開く」と言います。逆に数値を大きくすれば少ない光を取り込みます。これを「絞りを絞る」と言います。
F値はF1.4、F2、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22、F32と値が決まっており。F値を一段小さくすると光を撮りこむ量は2倍となり、大きくすると半分になります。

写真のスタイル

花など周りをボカして一つの被写体を撮影したい時や、風景写真のように写真全体にピントを合わせたい時など、F値を変更することで写真のスタイルを変えることが出来ます。
F値を小さくするほどピントの合って見える範囲は狭くなり周りがボケます。逆に、F値を大きくするほどピントの合っている部分の前後もピントが合っているように見えてきます。
ピントを合わせた位置に対して、その前後のピントが合っているように見える範囲を「被写界深度」といいます。

旅行用の写真撮影では、ほとんどの写真撮影と同様に、絞りが広くなればなるほどより多くの光が入ることでより良い低照度性能が得られ、さまざまな撮影状況でより汎用的になります。

しかし、より広い口径のレンズは大きく、重く、そして高価になる傾向があるということです。

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