日本三鳴鳥とは野鳥の中で特にさえずりが美しいとして知られる鳥

今日は、三鳴鳥（さんめいちょう）について紹介したいと思います！

日本三鳴鳥とは、日本に生息する囀りが特にきれいなスズメ目の3種の鳥のことです。その三種とは「ウグイス」「オオルリ」「コマドリ」が選ばれています。この三鳴鳥の鳥たちのさえずりは私たちを癒してくれる鳴き声です。

ウグイス

姿はわからなくても聞いたことがある鳴き声です。暖かい春になると「ホーホケキョ」と大きな声でさえずります。

主に藪の中で生活しており、地味目の色で臆病な性質でもあるので、なかなかお目にかかることがありません。

ウグイスは、スズメ目ウグイス科に属する小型の鳥で、日本固有種です。特徴としては…。

身体の大きさ：全長約13cm、体重は約13g程度で、小型の鳥である。
色彩：背中は灰褐色、腹部は淡い色調の白色で、眼先から眼下にかけて黒色の筋模様があり、その上に白い眉線が入る。
鳴き声：春先から初夏にかけて、特徴的な美しい声でさえずる。特にオスは、とても綺麗な旋律の美しいな鳴き声を上げ、春の季節には人々を癒す音楽のような響きを聞かせてくれる。
生息地：主に日本全国に生息し、住宅地や公園、林の中など、人間が生活する場所でもよく見かける。
食性：昆虫や果実などを食べ、人工餌や米ぬかなども好んで食べる。
繁殖期：繁殖期は春から初夏で、オスは縄張りを守ってメスを誘います。メスは、小さな巣を作って卵を産み、オスと一緒に子育てをします。

美しい鳴き声と独特の外観が特徴的で、日本の代表的な鳥として愛されています。

爽やかなさえずりを聞かせてくれるオオルリ。「ヒーリーリー　チチン」とよく通る奇麗な声で鳴きます。春になって暖かくなるとやってくる夏の渡り鳥です。

幻想的な鮮やかな青色の鳥で漢字で大瑠璃と書きます。また、オオルリより小ぶりのコルリ（小瑠璃）といった鳥もいます。

オオルリとは、スズメ目カッコウ目科に属する鳥の一種です。

身体の大きさ：全長約18cm、体重は約20g程度で、中型の鳥である。
色彩：オスは、頭部や胸部が青色で、腹部が白色、尾羽が黒色の斑点が入った青緑色の羽毛を持ち、特徴的な色彩をしている。メスは、全体的に褐色の羽毛で、オスと比べて地味な色合いをしている。
鳴き声：オオルリは、美しいさえずりを持っており、オスは春から夏にかけて、高い位置から特徴的な「キュリキュリキュリ」という声を上げます。
生息地：主に日本の森林や林縁、渓流などに生息しており、環境省により特別天然記念物に指定されている。
食性：昆虫を中心に、果実や種子なども食べる。
繁殖期：繁殖期は春から夏で、オスは高い木の上に巣を作り、メスを誘います。メスは、オスと一緒に子育てをし、巣から巣立つまで約20日間、オスが巣立った子どもたちを見守ることもある。

美しい色彩と美しい鳴き声が特徴的で、日本の代表的な野鳥の一つとして親しまれています。しかし、近年は森林破壊や環境の変化などによって生息数が減少しているため、保護が必要な鳥の一つでもあります。